人口20万人の街、多摩ニュータウンは、ジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台になったことでも知られるように、1960年代から大規模な住宅開発が行われた地域です。この開発によって、多摩丘陵の豊かな自然やそこに培われてきた里山の暮らしは大きく変化しました。

一方、私たちの活動拠点であるニュータウンの南西部（八王子市東部地域）は、昔ながらの里山景観を保存しつつ街づくりが進められたエリアです。ここでは、人々の暮らしと隣り合わせに多様な動植物が命を繋ぎ、共存してきました。当法人は、この「人と自然が共に暮らす街」で1999年に創業し、地域に住む人々の暮らしをサポートするための様々な事業に取り組んでまいりました。

創立20周年を迎える2019年現在、私たちの事業は、八王子市都市公園の指定管理を軸としながら、人材育成・環境教育・環境保全・各種コンサルティング・ネットショップなど、多岐に渡っています。いずれの事業も、一貫して地域に根差し、地域と一体になって続けてまいりました。

その結果、地域の宝物である「ひと」「まち」「みどり」を繋げていく過程で、一人一人が個性や才能、役割を発揮できる“自己実現の場”を生み出すとともに、地域に沢山の“あたたかい繋がり”が育まれてきたことを実感しています。これからも、私たちの一番の願いである“誰もが幸せに生きる街”を、地域の皆さまと共に築いていきたいと思っています。

NPOフュージョン長池の受賞した賞のご紹介です。